コラム

ダナンの基本情報。
人口・場所・歴史・時差をまとめて解説

最終更新:2026年10月23日 · 2025年の行政区域再編を反映 · 約5分で読めます

※2026年10月時点の情報です。価格・営業時間などは変更されている場合があります。

マーブルマウンテン山頂から見下ろすダナンの街並み マーブルマウンテンから見下ろすダナンの街並み

ホテルやグルメの記事は他にたくさん書いてきましたが、そもそも「ダナンってどんな街?」という基本情報が抜けていたことに気づきました。旅行前に知っておくと、街の見え方が少し変わってくると思います。

この記事の要点

ダナンってどこにある?

ダナンはベトナム中部に位置する都市です。首都ハノイと、南部の経済都市ホーチミン市のほぼ中間にあり、東側は南シナ海(ベトナムでは「東海」と呼ばれます)に面した港湾都市です。北にはフエ市(古都フエ。2025年1月に旧トゥアティエンフエ省から中央直轄市になりました)、周辺にはホイアンの旧市街やミーソン聖域といった世界遺産も点在しています。

日本からの直行便もあり、関西国際空港・成田空港などから5〜6時間程度でアクセスできます(成田からの直行便は約5時間40分とされています)。「東南アジアの中でも比較的日本から行きやすい街」というのが、実際に4回通ってみての実感です。

人口はどれくらい?

ここが実は少しややこしいところです。2025年7月、ベトナム全土で行政区域の大規模な再編が行われ、それまで別々だったダナン市とクアンナム省(ホイアンを含む)が統合されました。これにより、観光地として有名なホイアンも、行政上は「新ダナン市」の一部になっています。

新ダナン市(2025年統合後) 約307万人 クアンナム省・ホイアンを含む
旧ダナン市(統合前・単体) 約125万人 2024年時点の推計

国会の決議(202/2025/QH15)では、統合後のダナン市は面積11,859.59km²、人口3,065,628人とされています。 2025年7月1日からは、23の区(phường)、70の村(xã)、1つの特別区の、あわせて94の単位で運営されています(決議1659/NQ-UBTVQH15)。

とはいえ、観光客の感覚としては「ダナン」と「ホイアン」は今も別の街として捉えて問題ありません。街の雰囲気も、市街地からの距離感も、これまでと変わっていないからです。行政上の区分けが変わっただけ、くらいに考えておけば十分です。

簡単な歴史

2世紀頃〜
チャンパ王国の中心地域の一つとして栄える。近郊のミーソン聖域はその聖地
19世紀
フランス統治下で「トゥーラン」と呼ばれ、港湾都市として整備される
ベトナム戦争期
南北の境界に近い軍事拠点となり、最前線の一つに
1997年
クアンナム省から分離し、中央直轄市に
2010年代後半〜
ベトナム中部観光の中心地として急成長。海外からの投資・観光客が急増
2025年7月
行政区域再編により、クアンナム省(ホイアン含む)と再び統合
豆知識:1997年に分離される前は、ダナン市とクアンナム省はもともと一つの「クアンナム・ダナン省」でした。2025年の統合は、いわば約30年ぶりの「再合体」ということになります。

時差・言語・通貨

日本との時差 マイナス2時間 日本12:00→ダナン10:00、サマータイムなし
言語 ベトナム語 観光地では英語がある程度通じる
通貨 ベトナムドン(VND) 桁が多いので慣れが必要
気候 熱帯モンスーン 乾季(2〜8月)と雨季(9〜1月)

時差がわずか2時間しかないのも、ダナンが行きやすいと感じる理由の一つです。時差ボケをほぼ気にせず、到着したその日から普段通りの体感時間で動けます。両替やドンの計算については別記事で詳しくまとめています。

入国の基本:ビザ・パスポート・航空券

日本国籍で観光なら、45日以内の滞在はビザ不要です。在日ベトナム大使館によると、この免除は 2025年3月15日から2028年3月14日までの期間で、政府決議第44/NQ-CPにもとづいています。

制度は変わることがあります。出発前に、在日ベトナム大使館のお知らせと、外務省の海外安全情報で、最新の条件を確かめてください。なお、免除の期限は2028年3月14日までで、それ以降の扱いは、まだ発表されていません(2026年10月10日時点で確認できた範囲)。2028年3月15日以降に行く予定なら、出発の数か月前に、必ず最新の発表を確かめてください。空港からホテルまでの動き方は空港アクセスの記事、出発前の準備全体は準備リストの記事に書いています。

このあと、どの順番で読む?

初めてなら、次の順番がおすすめです(あくまで、自分ならこの順に調べる、という並びです)。

  1. 初めてのダナン(全体の流れ)
  2. 旅行の予算と物価の目安
  3. ホテルの選び方
  4. モデルコース

※円の金額は、1円=163ドン(2026年10月)で計算した目安です。

よくある質問

ダナンの人口はどれくらいですか?

2025年7月の行政区域再編でクアンナム省(ホイアンを含む)と統合された「新ダナン市」の人口は約307万人です。統合前の旧ダナン市単体では約125万人でした。

日本とダナンの時差はどれくらいですか?

ベトナムは日本より2時間遅れています。日本が正午(12:00)のとき、ダナンは午前10:00です。サマータイムはないため、年間を通じて時差は常に2時間です。

ダナンはベトナムのどのあたりにありますか?

ベトナム中部に位置し、首都ハノイと南部の経済都市ホーチミン市のほぼ中間にあります。東は南シナ海(ベトナムでは東海と呼ぶ)に面した港湾都市です。

参考にした情報

  1. Wikipedia「ダナン」 — 地理・人口・2025年統合の概要
  2. Danang.Style「2025年6月12日からの行政区画の変更について」 — ダナン・クアンナム省統合の詳細
  3. CAST VIETNAM「ベトナム地方省・直轄市再編の最新情報」 — 全国レベルの行政再編の背景
  4. Go! Da Nang Trip「ダナンとはどんな街?」 — 人口・面積の統計データ
  5. VIETWORK「話題沸騰中のリゾート地!地図から読み解くエリアガイド」 — 地理・気候の解説
  6. 在日ベトナム大使館「Vietnam extends visa exemption policy」 — ビザ免除の期間(2025年3月15日〜2028年3月14日)、45日、決議番号について
  7. 外務省 海外安全ホームページ「ベトナム 安全対策基礎データ」 — パスポート残存期間、出国航空券の条件、延長不可、現金持ち込みの申告基準について(2026年3月13日更新、2026年10月10日確認)
  8. 在ベトナム日本国大使館「電子たばこ及び加熱式たばこ等の使用禁止について」 — 2025年1月1日からの規制について(2024年12月25日掲載)
  9. VnEconomy「Lễ công bố Nghị quyết của Quốc hội về việc sáp nhập Quảng Nam và TP. Đà Nẵng」 — 統合後の人口3,065,628人、決議第202/2025/QH15号について(2025年6月30日)
  10. Đại biểu Nhân dân「Quốc hội thông qua Nghị quyết về việc thành lập thành phố Huế trực thuộc trung ương」 — フエ市の中央直轄市化について
  11. ベトナム航空「東京発ダナン行きのフライト」 — 成田からの直行便の所要時間(約5時間40分)について(2026年10月10日確認)
  12. ベトナム公安省「Immigration Department launches Pre-arrival Information System」(2026年5月13日) — 事前申告は任意であること、偽サイトへの注意
  13. 在ベトナム・シンガポール大使館「Pre-Arrival Declaration for Foreign Travellers Entering Vietnam」(2026年6月25日) — 事前申告の対象空港(ダナンを含む)と、推奨の扱い
  14. 近畿日本ツーリスト「ベトナム旅行の基礎知識」 — 45日以内は査証不要、パスポート残存期間6か月、出入国カードなしについて
  15. トリファ「ベトナムのビザ」 — 出国用の航空券について(2026年10月1日更新の記事)
  16. トクテンリョコー「ベトナム 渡航情報・旅行の準備ガイド」 — 免除は2028年3月14日まで、免除での入国は原則延長できない点について(2026年6月1日更新の記事)
  17. Thư Viện Pháp Luật「Đà Nẵng sau sáp nhập có bao nhiêu phường xã?」 — 決議202/2025/QH15の面積・人口と、決議1659/NQ-UBTVQH15の94単位(2026年10月19日確認)