ダナンを出て、ホイアンへ
自分が行ったときは、大学のプログラムで用意されたバスでした。個人で行くなら、いちばん簡単なのはGrabを呼んで、ホイアン行きと伝えることです。走り出してしばらくすると、ダナンの高層ビルが後ろに流れていって、だんだん田んぼと川の景色に変わっていきます。 40〜50分ほどで着くので、思い立った日の午後にそのまま向かえる距離です。
Grabの料金の目安は片道25万〜35万ドンほど(約1,530〜2,150円)で、時期や時間帯で変わります(下の「行き方と所要時間」には40万ドンから、約2,450円とする資料も載せています)。バスなら数万ドンで行けますが、時間が読みにくいので、日帰りで時間を大事にしたいならGrabのほうが動きやすいです。
昼、旧市街を歩く
着いてまず思ったのは、ダナンとは完全に別の街だということです。ダナンが近代的なビーチリゾートだとすると、ホイアンは古い町並みがそのまま残っている、歩くだけで写真になる街でした。
調べて意外だったのが、2023年5月から、散歩や食事だけの個人客にはチケットの購入を強制しない運用になっているということ。ただし制度上は、旧市街に入る人がチケットを買う形のままで、入口で確認されることもあります。日本橋や古民家など、歴史的建造物の「中」を見学するにはチケットが必要です(詳しくは下の「入場の仕組みとチケット」)。
日本橋の前で
旧市街を歩いていて、一番足を止めたのが通称「日本橋」(正式名称:来遠橋)でした。 1593年、貿易で栄えていたホイアンに住んでいた日本人によって架けられたとされる橋で、当時の日本人町と中華街を結んでいたそうです。日本橋はチケットの見学対象に含まれています。外から眺めて写真を撮るのは無料ですが、渡る・祠に入る場合はチケットを求められることがあります。
夕方になると、街が変わる
昼の旧市街も良かったのですが、真骨頂は夕方からでした。日が落ちて、旧市街の軒先に赤やオレンジのランタンがひとつずつ灯り始めると、昼とはまったく違う街になります。
ランタンと、夜ごはん
川沿いではランタン舟に乗れます。1隻数十万ドン程度で、複数人でシェアもできるので、 1人あたりの負担はそこまで大きくありません。小さな紙のランタンを川に流す、というのがホイアンらしい過ごし方でした。
お腹が空いたら、ホイアン名物のカオラウを。米麺に薄切りチャーシュー、カリカリの揚げ生地がのった、ホイアン発祥の名物麺です。これを食べてから、ダナンへの帰路につきました。
結局、日帰りと宿泊どっち
日帰りでも十分楽しめます。ただ、ランタン祭り(旧暦14日の夜)に日程が合うなら、その日だけはホイアンに泊まることを個人的にはおすすめします。祭りの夜は、20時ごろに街の照明が落とされて、21〜22時ごろまで続くと紹介されています(下の「ランタン祭り」)。日帰りだと帰りの時間が気になりますが、泊まれば最後までゆっくり見られます。
- ダナンからの移動
- Grabで片道およそ25万〜40万ドン(約1,530〜2,450円)、45分〜1時間ほど(時間帯・渋滞で変動)
- 旧市街への入場
- 個人客には購入を強制しない運用(2023年5月〜)。公式には入場前の購入を呼びかけ
- 施設見学チケット
- 8万ドン(約490円、3か所)または12万ドン(約740円、5か所)、最長3日間有効
- ランタン点灯
- 18時前後、日没後
書いた人から:ホイアンは旧市街を一周するだけなら数時間で足ります。でも日本橋のような、知れば知るほど面白くなる場所がいくつもあるので、事前に少し調べてから行くと、同じ街でも見え方が変わると思います。
行き方と所要時間
ダナン中心部からホイアン旧市街までは、道のりでおよそ30〜35kmです(サイトにより31km、約35kmと幅があります)。車での所要時間は、公開情報では45分〜1時間半ほどと、時間帯や渋滞で変わるとされています。
路線バスは、2024年4月から、従来の1番に代わって2番(ホイアン側はLK-02との乗り継ぎ)が走っています。2025年4月にはルートが変わり、ビーチ沿いを通らなくなったと紹介されています(Good Morning Hoi An、2025年4月公開)。同サイトによると、運賃はLK-02(ホイアン〜ベトナム韓国大学)が15,000ドン(約90円)、02(大学〜ダナンバスターミナル)が16,000ドン(約100円)で、ダナン〜ホイアン間の合計は31,000ドン(約190円)、荷物がある場合は別に8,000ドン(約50円)です。所要は約45分、ホイアン発は朝5時ごろから18時ごろまでとされています。
同じ記事のコメント欄では、実際の間隔は記事の「15〜30分おき」より長く、1時間に1本ほどという声や、乗り場の位置が記事と違うという声もあります。バスは市街中心部や空港を通らないルートとされているため、時刻と乗り場は乗る前に現地で確認してください。以上は2026年10月10日に確認した公開情報で、最新の運行状況を保証するものではありません。
- タクシー・Grab:空港からホイアンまでGrabで約25万〜35万ドン(約1,530〜2,150円)・約45分とする記事があります。一方で、車で約1時間〜1時間半、配車アプリは車で40万ドンから(約2,450円)、バイクタクシーで15万ドンから(約920円)と紹介するサイトもあります。片道およそ25万〜40万ドン(約1,530〜2,450円)、45分〜1時間ほどを目安に、時間帯や車種、渋滞で変わると考えておくと安心です。
- 乗合のシャトルバスは、1時間おきに運行、45〜65分、115,000〜250,000ドン(約710〜1,530円)とする記事があります。
入場の仕組みとチケット
2023年5月以降、食事や散歩だけの個人客にはチケット購入を強制しない運用になっています。ただし、制度上は旧市街に入る客がチケットを買う形のままで、公式には入場前の購入が呼びかけられており、入口で確認されることもあります(その後、チケットの検問を強めたとする報道もあります。Hanoi Times)。古い家屋、集会所、寺院、博物館などの施設に入るときは、チケットが必要です。
施設見学のチケットは、8万ドン(約490円、日本橋または関公廟+2か所)と12万ドン(約740円、日本橋または関公廟+博物館1か所+3か所)の2種類で、滞在中最長3日間有効、16歳未満は無料と案内されています(ホイアン古鎮管理当局、2026年1月28日のお知らせ。ダナン市観光局のサイトも2026年3月に同じ内容を紹介)。外国人と国内客で価格を分けるという記載はありません。このもとになっているダナン市議会の決議(02/2026/NQ-HĐND、2026年2月21日施行)では、旧市街の施設の見学料は1施設あたり2万〜3万ドン(約120〜180円)で、ベトナム人と外国人で同じ料金、16歳未満などは免除と定められています(Báo Đà Nẵng、Thanh Niên)。施設を使い切ったあとに別の施設へ入りたい場合は、追加のチケットを買う必要があります。
日本橋はチケットの見学対象に含まれています。外から眺めて写真を撮るのは無料ですが、渡る・祠に入る場合はチケットを求められることがあります。混雑時には渡るだけの人をいちいち確認しないことが多い、とする旅行記もありますが(Conversant Traveller、2025年10月更新)、無料と決まっているわけではありません。
販売所は旧市街の周辺に複数あり、日本橋の近くにもあります。ただし目立ちにくく、地図上の場所と実際の位置が違うという指摘もあるため、少し余裕を持って探すのがおすすめです。
有効期間は、1回の購入で滞在中の最長3日間とされています(公式、2026年1月)。販売所の営業時間は、7時〜21時とする記事と、9時〜17時とする記事があり、公式な営業時間は確認できませんでした。ここでは断定せず、購入時に販売所で確認してください(確認日:2026年10月10日)。
2026年は、11月23日〜12月7日にベトナム文化遺産の日にちなむ行事があり、旧市街の入場無料も予定されています。12月3〜6日にはホイアン国際ランタン祭りも予定されています(ダナン市観光局の2026年の行事一覧。変わることがあります)。くわしくは年末年始とテトの記事へ。
ベストな時間帯と時期
自分が行ったときは、いちばん混んでいたのは18時ごろでした。ダナンへの移動はGrabを使いました。
満月の夜の祭りでは、ランタンは18時ごろから灯り、20時ごろに街の照明が落とされ、祭りは21〜22時ごろまで続くと紹介されています。ランタンに切り替わる様子を見るには、17時までに着いておくとよい、というのが公開情報での目安です。
季節は、2月〜4月が過ごしやすく、日中の気温は26〜31度前後、3月と4月がもっともおすすめとされています。5月〜8月は日中35度近くまで上がる日もあります。
一方、9月〜1月は雨季にあたり、台風は6月〜11月で、とくに9〜11月にリスクが高いとされています。洪水は10月中旬〜11月下旬にもっとも多く、10月と11月は訪問者が少ない時期でもあります。この時期に行く場合は、数日前から天気予報と川の水位を確認しておくと安心です。
- 混雑:4月〜6月は多め、7月〜8月はとても多め。
ランタン祭りの日程の調べ方
ランタン祭りは、旧暦14日の夜に毎月開かれます。旧暦と新暦の対応を調べるには、香港天文台の旧暦・新暦換算表を根拠にしているサイトがあります。旅行日が決まったら、その前後の月の14日もあわせて確認すると、日程の選択肢が広がります。
たとえば2026年11月は、22日が旧暦10月14日にあたると、Vietnam Tourismなど複数の記事が紹介しています。ほかの月の日付は、公開されている一覧どうしで食い違うことがあったため、ここでは載せていません。旅行日が決まったら、別の旧暦カレンダーでも確認してください(確認日:2026年10月9日)。
祭りの夜は、旧市街でバイクや自転車の乗り入れが禁止され、街灯が落とされるとされています。川の水位が上がると、予告なく中止になることがあると紹介する記事もあります。雨季に日程を合わせる場合は、直前の天気と現地の告知を確認してください。
※円の金額は、1円=163ドン(2026年10月)で計算した目安です。
よくある質問
ダナンからホイアンへの日帰りは可能ですか?
可能です。配車アプリ(Grab)で片道およそ25万〜40万ドン(約1,530〜2,450円)、45分〜1時間ほどが目安です(時間帯や渋滞で変わります)。午後遅めに出発し、日没後にランタンが灯る時間帯に合わせるのがおすすめの回り方です。
ホイアンのランタンが灯るのは何時頃ですか?
18時前後、日没後から旧市街のランタンが灯り始めます。特に旧暦14日の夜に開催されるランタン祭りでは、街全体の照明が落とされてランタンの明かりだけになる特別な夜になります。
ホイアンの日本橋とは何ですか?
正式名称は来遠橋。1593年、貿易で栄えていたホイアンに住んでいた日本人によって架けられたとされる橋で、当時の日本人町と中華街を結んでいました。日本橋はチケットの見学対象に含まれています。外から眺めて写真を撮るのは無料ですが、渡る・祠に入る場合はチケットを求められることがあります。2万ドン紙幣の裏面にも描かれています。