2026年はいつ?
中秋節は旧暦の8月15日なので、毎年日付が変わります。2026年は9月25日(金)。ベトナムでは祝日ではないので、お店も交通も普段どおり動いています。
ホイアンで市の公式行事「中秋節祭り」
月がほぼ満ちる夜。イベントが集中する1日目
中秋節当日。一番の山場
獅子舞や行列などの行事は、旧暦14日の24日と当日25日の2晩に集中します。天文上の満月は26日(土)の深夜(ベトナム時間23時49分ごろ)なので、月そのものは25日・26日の夜がいちばん丸く見えます。ちなみに旧暦14日の夜は、ホイアンで毎月行われるランタンの夜(ホイアン記事で触れた、街の明かりを落としてランタンだけにする夜)にもあたります。
ベトナムの中秋節は「子どものお祭り」
ベトナムでは中秋節のことを「テト・チュントゥー(Tết Trung Thu)」と呼びます。別名が「テト・ティエウニー(子どもの節句)」というくらい、主役は子どもです。大人たちは子どもにランタンやおもちゃ、月餅を用意し、子どもたちはそのランタンを手に近所を練り歩きます。
街のあちこちで見られるのが獅子舞(ムアラン)です。太鼓の音が聞こえてきたら、だいたい近くで獅子舞が回っています。お寺でも、子どもたちにお菓子や月餅を配る行事をすることが多いそうです。家族で月餅を分け合うのは日本や中国とも共通していますが、夜の街の賑やかさは、日本のお月見とはまるで別物です。
ホイアンでは9月23日から公式のお祭り
2026年は、ホイアンで市の公式行事としての中秋節祭りが9月23日から26日まで開かれました(開催前の発表にもとづく情報で、筆者は現地で見ていません)。会場は旧市街を中心としたホイアン地区です。発表されていた内容は次のとおりです。
- 天狗舞(ムア・ティエンカウ)のコンテスト
- 獅子舞
- 舞台での芸能披露
- 中秋節の伝統的なお供え膳の展示
- ランタンの行列
もともとランタンの街なので、中秋節の雰囲気を一番濃く味わえるのはやはりホイアンだと思います。ダナンからは車で40〜50分です。夜は帰りのGrabがつかまりにくくなることもあるので、遅くまでいるつもりなら帰りの足は先に考えておいた方が安全です。
ダナン市内で雰囲気を味わうなら
ホイアンまで行かなくても、ダナン市内にも中秋節らしい場所があります。
- Helio Center(休止中):ハイチャウ区にある屋内外の遊び場(旧アジアパーク跡地の近く)。例年は中秋節の時期に大きなランタンの展示や、月餅・ランタン作りの体験コーナーが出ることで知られていました。ただし2025年9月5日から改装のため休止しており(館内の映画館のみ営業)、 2026年10月時点で再開は確認できていません。行く前に営業しているか必ず確認してください
- フンヴオン通り(チュンヴオン劇場の近く):この時期はランタンやおもちゃを売る露店が並び、通り全体が色とりどりになります。買わなくても、見て歩くだけで楽しい通りです
- ハン市場・コン市場:月餅や季節のお菓子、おもちゃが増えます。お土産探しを兼ねて寄るのにちょうどいい場所です
友人が実際に中秋節の夜のダナン市内で撮ってくれた獅子舞の写真です。紙吹雪が舞う中、電飾で光る獅子が竹の柱の上を飛び移るように進んでいく様子で、写真を見せてもらっただけでもかなりの迫力が伝わってきました。
月餅とランタンのこと
ベトナムの月餅は大きく2種類あります。焼いてある「バインヌオン」と、もちもちした白い生地の「バインゼオ」です。中身は緑豆や蓮の実などの甘いものから、塩漬けの卵黄や肉の入ったものまであります。この時期はスーパーやカフェ、ホテルでも専用の売り場ができるので、探さなくても目に入ると思います。
子どもが持つランタンにも定番の形があります。星の形の「ダイン・オンサオ」、鯉の形の「ダイン・カーチェップ」、中の影絵がくるくる回る「ダイン・キェオクアン」。露店のランタンは5万〜20万ドン(約300〜1,200円)くらいが目安だという情報がありました。
行く前に知っておきたいこと
- 現金を用意しておく:露店やランタン売りは、カードが使えないことがほとんどです
- 人を撮るときは一声かける:獅子舞の演者や、参拝している人を近くで撮るときは許可を取るのがマナーです
- お寺では服装に気をつける:肩や膝が出る服装は避けた方が無難です
- 雨の準備も:9月は雨季の入り口です。夜のお祭りでも、折りたたみ傘は持っておいた方が安心です
中秋節を目当てに日程を組むのは難しくても、9月下旬にダナンにいるなら、夜に一度街へ出てみる価値は十分あると思います。普段のダナンとは違う、生活のお祭りの顔が見られるはずです。
2027年の中秋節は9月15日
中秋節は旧暦8月15日なので、毎年日付が変わります。2027年は9月15日(水)です(2026年は9月25日でした)。2026年より10日ほど早いので、9月の旅行を考えている人は、日程に入るかどうか一度確かめてみてください。獅子舞などの行事は、2026年と同じように当日と前の晩に集中する可能性があります。ホイアンの公式行事の日程は、例年近くなってから発表されます。
よくある質問
2026年のベトナムの中秋節はいつですか?
2026年は9月25日(金)です。旧暦8月15日にあたり、毎年日付が変わります。ベトナムでは祝日ではないため、お店や交通は通常どおり動いています。天文上の満月は9月26日(土)の深夜(ベトナム時間23時49分ごろ)で、25日・26日の夜はほぼまん丸の月が見られます。獅子舞などのイベントは、旧暦14日の24日と当日25日の2晩に集中します。
ベトナムの中秋節は日本のお月見と何が違いますか?
ベトナムでは中秋節は「子どものためのお祭り」という性格が強く、子どもたちがランタンを持って歩き、獅子舞が街を回ります。家族で月餅を分け合うのは共通していますが、日本のお月見よりもずっと賑やかなお祭りです。
2026年、ダナン周辺で中秋節のイベントはありますか?
2026年は、ホイアンで市の公式行事として9月23日から26日まで中秋節のお祭りが開かれました(開催前の発表にもとづく情報です)。獅子舞、天狗舞のコンテスト、伝統的なお供え膳の展示、ランタン行列などが予定されていました。ダナン市内ではフンヴオン通りのランタン露店や、ハン市場・コン市場で季節の雰囲気を味わえます。例年ランタン展示で知られたHelio Centerは2025年9月5日から改装のため休止しており、2026年10月時点で再開は確認できていません。