出発前にやっておくこと
Grabの初期設定は、実はすべて日本にいる間に終わらせられます。現地に着いてから慌てて登録するより、ずっと楽です。
App StoreまたはGoogle Playで「Grab」を検索してダウンロード
電話番号を入力し、SMSで届く6桁の認証コードを入力(日本の番号でOK)
名前を登録
支払い方法にクレジットカードを追加し、既定の支払い方法に設定
ここまでで5分もかかりません。ベトナムでの配車依頼自体は現地でネットに繋いでからになりますが、面倒な登録作業を旅行中の限られた時間でやらなくて済むのは大きいです。
現地での呼び方
使い方はシンプルで、次の4ステップで完結します。
「車」か「バイク」を選ぶ(荷物が多いなら車一択)
目的地を地図上またはホテル名の検索で指定
乗車地を確認(現在地が自動表示される)
表示された料金を確認して予約ボタンを押す
行き先も料金も、乗る前にすべて画面上で確定します。ドライバーと言葉を交わす必要がほとんどなく、料金交渉も発生しません。この「事前確定」の安心感は、実際に使ってみないと伝わりにくい部分だと思います。
空港で気をつけること
ダナン空港の到着ロビーを出ると、指定されたGrab乗り場があります。ここで一つ注意点があります。
Grabを呼んだあと、来た車を「自分が呼んだ車だ」と思って乗ってしまったことがあります。ところが、それは違う車でした。気づいてすぐ、急いで降りました。
乗る前に、アプリに表示されたナンバープレート・車種・ドライバー名と、実際に来た車を照らし合わせるのが基本です。
空港では、Grabを装って声をかけてくる人がいるという情報もあります。アプリで配車が確定したら、画面に表示されるナンバープレート・車種・ドライバー名を必ず確認し、声をかけてくる人にはついていかないこと。これが一番のリスク対策です。
なお、Grabは2026年6月30日から、ダナン空港の国内線ターミナルで「PIN配車」を試験的に始めています。アプリで受け取った4桁のPINを乗り場でドライバーに伝えて乗る方式で、通常の配車と並行して使えます(Grab公式のお知らせ)。国際線ターミナルでは、これまでどおりアプリの案内に従って乗り場へ向かってください。
実際の運賃はどれくらい?
言葉で「安い」と言われてもピンとこないと思うので、実際にアプリで表示された運賃をそのまま載せます。宿泊先として紹介したShi House by Havilandを起点にした例です。
下の3枚は2026年10月22日にアプリで表示された金額です。同じ画面で、少し広い車(Car Plus)は1割5分ほど高く、電気自動車やハイブリッドの車(Car Xe Điện)は少し安く出ていました(空港→ミーケービーチ沿いで134,160ドン、約820円と114,400ドン、約700円)。料金は時間帯や混み具合で変わります。円は1円=163ドンで計算しています。
これを日本のタクシー相場と比べてみます。東京23区の場合(2026年4月20日の運賃改定後)、初乗り500円(1km)から始まり、 5kmでおよそ2,300円前後というのが目安です。これを単純に距離で引き伸ばすと、 2kmで900〜1,000円程度、25kmなら1万円を超えてくる計算になります。
同じ距離を移動して、これだけの差があります。しかもこれは「車」を選んだ場合の料金で、バイクを選べば、車のさらに半額前後まで下がることも珍しくありません。 1人か2人での移動なら、バイクを積極的に使わない手はないと思っています。
主要ルートの運賃相場
自分の実測データ(2点)だけで表を作っていたのですが、それだと正確性に欠けると思ったので、複数の現地ガイドサイト・実際に使った人のブログ記事もあわせて調べ直しました。料金は季節・時間帯・需要によって変動するため、単一の数字ではなく幅で示しています。
| ルート | 距離目安 | 運賃の目安 |
|---|---|---|
| 空港(国際線)→ミーケービーチ沿い | ― | 116,480ドン(約710円)実測 |
| ダナン大聖堂→リンウン寺(レディブッダ) | 山道を含む | 187,200ドン(約1,150円)実測 |
| 空港(国際線)→リンウン寺(レディブッダ) | 山道を含む | 225,680ドン(約1,380円)実測 |
| 空港 ⇄ ハン市場・大聖堂周辺(市街地) | 約2.5km | 80,000〜120,000ドン(約490〜740円) |
| 空港 ⇄ ミーケービーチ | 約4〜5km | 100,000〜120,000ドン(約610〜740円) |
| 空港 ⇄ フラマリゾート方面 | 約6km | 約120,000ドン(約740円) |
| ミーケービーチ ⇄ ビンコムプラザ周辺 | 約2km | 38,480ドン(約240円)実測 |
| 市街地 ⇄ マーブルマウンテン | 約9km・車で20〜30分 | 80,000〜120,000ドン(約490〜740円) |
| 市街地 ⇄ サンワールド・バーナーヒルズ | 約25km | 345,280ドン(約2,120円)実測 |
| 空港・市街地 ⇄ ホイアン旧市街 | 約30km | 340,000〜400,000ドン(約2,090〜2,450円) |
円は1円=163ドンで計算しています。「実測」マークは、実際にアプリで表示された金額をそのまま載せています。それ以外は、複数の現地ガイド記事・渡航者の記録を横断して確認した相場のレンジです。空港発着の場合、表示運賃とは別に空港の出入り料金を乗客がドライバーに払う仕組みです(Grabのドライバー向け案内)。金額は1〜2万ドン程度(約60〜120円)とする情報があります。バイクを選べばこの半額前後になることも珍しくありません。雨天・夜間・混雑時は上振れします。
青いVinFastのタクシー(Xanh SM)
街を走っていると、鮮やかな水色の車体をよく見かけます。これがベトナムのVinFast製EVを使ったタクシーで、Xanh SM(サン・エスエム)という会社のものです。Grab一択だと思っていたので、最初は少し意外でした。
- 電気自動車なので車内が静かで、走行中の振動も少ない
- 車両が新しく、内装がきれい
- メーター制で明朗会計、白タクのような不安がない
Grabと同じように専用アプリから呼ぶことができ、道端で流しの車体を見かけて直接乗ることも可能です。対応エリアはGrabほど広くない印象がありますが、ダナンの市街地であれば十分見かけます。「新しい車で快適に移動したい」というときの選択肢として、覚えておいて損はありません。
支払い方法はどうする?
現金とクレジットカードの両方に対応しています。個人的には、日本発行のクレジットカードを登録しておくのを強くおすすめします。
- 現金のやり取りが発生しないので、お釣りをごまかされる心配がありません
- 言葉が通じなくても会計がスムーズです
- 利用履歴がアプリに残るので、後から見返せます
よくあるトラブルと対処法
- 電波が悪くて呼べない:eSIMや現地SIMを事前に用意しておくと安心です
- ドライバーが見つからない:アプリ内のチャット機能で連絡が取れます。多くの場合、簡単な英語か翻訳アプリで対応可能です
- キャンセルが続く:混雑時間帯や悪天候時は起こりやすいです。少し待ってから再度依頼すると解決することが多いです
- 偽Grabに注意:空港や観光地で「Grab」と書かれた看板を掲げた客引きがいますが、本物のGrabはアプリ経由でしか呼べません
よくある質問
Grabは日本にいる間に登録できますか?
はい、できます。アプリのダウンロード、電話番号でのSMS認証、クレジットカードの登録まで、日本国内で完了させておけます。ベトナムでの配車依頼自体は現地に着いてからになりますが、事前準備は全て日本で済ませられます。
ダナン空港でGrabはどこから乗れますか?
到着ロビーを出た指定エリアから乗車します。空港では客引きが多く、本物のGrabドライバーを装ったり、料金を上乗せしようとしたりするケースがあるため、アプリに表示されたナンバープレートと車種を必ず確認してから乗車してください。
Grabの支払い方法は何がありますか?
現金とクレジットカードが基本です。旅行者の場合、日本発行のクレジットカードを登録しておくと、現金のやり取りが発生せず、お釣りをごまかされる心配もなくなるためおすすめです。