なぜ今ダナンが注目されているのか
海外のリモートワーカー向けメディアでは、ダナンを「バリ島の喧騒、 バンコクの大気汚染、ホーチミンの渋滞、チェンマイの曇り空に疲れた人たちが 静かに移り住んでいる街」として紹介する記事も出てきています。 話題性だけで語られる他の都市とは違い、実際に長期滞在している人からの 評判が中心になっているのが特徴です。
理由として挙げられるのは、世界水準のインフラが整っているのに まだ知名度がそこまで高くないという「ちょうどよさ」、一年を通して 温暖な気候、空気のきれいさ、そして安定したインターネット回線です。
コワーキングスペースの選択肢
市街地にはすでに複数のコワーキングスペースがあります。
- DNC(Danang Coworking Space):ハイチャウ区チャンフー通りにある、 約1,954平米の大型スペース。15の個室と150の自由席を備え、80人・150人規模の 会議室も併設されています
- ENOUVO SPACE:アンニョン3にある、コワーキングとコリビング (共同生活型の宿泊)が一体になった施設。世界各地から集まるノマドワーカー 向けのコミュニティ形成を意識した作りになっています
- Seahorse Office by Havi:イエンバイ通りにあるオフィス
- Regus ダナン・リバーサイド:バクダン通り沿い、グローバル 展開するオフィスブランドの拠点で、ホットデスクから個室まで選べます
2026年5月には、海外のリモートワークコミュニティによる「コワーキングウィーク」 イベントもダナンで開催されました。ビーチが近く、食事が安く、文化的な 観光地へのアクセスもよく、空港から15分圏内に宿が見つかる点が開催地選定の 理由として挙げられています。
物価感はどれくらい?
生活コストの安さも、ワーケーション先として名前が挙がる理由の一つです。 参考までに、ダナンの最低賃金は月額310万ドン(日本円で約1万4,000円ほど)と ホーチミン・ハノイより1割ほど低く、IT業界の人件費も両都市よりさらに 抑えられているという声もあります。あくまで現地の賃金水準の話ですが、 外食費や生活費の感覚をつかむ目安にはなります。
滞在期間とビザの考え方
短期のワーケーションであれば、まずは観光目的の短期滞在の枠組みで 様子を見るのが現実的です。数ヶ月単位の長期滞在を検討する場合は、 ビザの種類や更新方法について事前にしっかり調べておく必要があります。 現地の状況や制度は変更されることもあるため、最新情報は日本国内の ベトナム大使館・領事館や、信頼できる現地の行政書士などに確認することを おすすめします。
向いている人・向いていない人
向いていそうな人:静かな環境で集中して作業したい人、 ビーチと都市機能の両方が欲しい人、東南アジアの中でも治安の良さを 重視する人。
向いていなさそうな人:夜遅くまで賑やかなナイトライフを 求める人、公共交通機関だけで移動を完結させたい人(バイクやGrabでの 移動が前提になる街です)。