体感としての治安
4回通っていて、身の危険を感じたことは一度もありません。観光地としてよく整備されていて、警察の姿もよく見かけます。夜のハン川沿いは家族連れや若者で賑わっていて、街の雰囲気としては穏やかです。
ただし、それは基本的な警戒を保っていればという前提つきです。財布を無防備に扱ったり、深夜に人気のない場所を一人で歩いたりすれば、話は変わってきます。
注意したいこと
市場やメニューに値段のない店で、外国人には高めの価格が提示されることがあります。注文前に値段を確認する、市場では交渉する、タクシーより料金が表示される配車アプリを使う。これだけでほとんど防げます。
人が密集する市場やナイトマーケット、混雑した観光地で注意が必要です。リュックは前に抱える、スマホを手に持ったまま道路側を歩かない、といった基本的な対策で十分です。バイクからのひったくりを想定して、歩道の建物側を歩くクセをつけておくだけで、リスクはかなり下がります。
ベトナムドンは桁が大きく、慣れないうちは数え間違えやすい通貨です。両替したらその場で金額を確認すること。 2万ドン(約120円)と50万ドンの紙幣はどちらも青系で見分けにくいので(50万ドン、約3,070円のほうが横に長く、色も明るめです)、支払い時にも確認する習慣を。
観光エリアで声をかけられることはありますが、しつこく追いかけてくることは多くありません。必要なければ、はっきり断って歩き続ければ問題ありません。
夜は歩いても大丈夫?
人通りのある場所なら問題ありません。ハン川沿い、ビーチ通り、An Thượngエリアなどは、夜でも人が多く、店も開いています。深夜まで営業しているスパやレストランも珍しくありません。
避けたほうがいいのは次のような場所です。
- 街灯の少ない裏道や路地
- 人通りが途絶えたビーチ(夜のビーチは意外と暗いです)
- 深夜の一人歩き全般
距離があるときは、迷わず配車アプリを呼んでいます。数百円を惜しむ場面ではないので。市内の移動なら数百円で済むので、無理に歩く理由はありません。
一番危ないのは実は交通
犯罪よりバイクのほうが怖いというのが実感です。ダナンの道路はバイクがとても多く、信号のない場所を渡る場面も出てきます。基本の考え方は「バイクが止まってくれるのを待つ」のではなく「自分から進みながら、バイクに避けてもらう」ことです。
実際の渡り方
- 止まらずに、ゆっくり進み続ける:バイクの運転手は、歩行者がどう動くかを予測して避けています。途中で立ち止まったり急に走ったりすると、その予測が外れてかえって危険です
- 一定の速度を保つ:速くも遅くもなく、同じペースで歩き続けるのがコツです
- 後ろから来る流れは気にしすぎない:全部のバイクが通り過ぎるのを待っていたら、いつまでも渡れません。今いる場所から一歩ずつ進みます
- 横断歩道でも同じ:信号や横断歩道があっても、バイクが止まってくれるとは限りません。同じ要領で進みます
- 地元の人と一緒に渡る:タイミングが分からなければ、近くにいる地元の人に合わせて一緒に渡るのが一番確実です
そのほかの注意点
- バイクの運転は慎重に:レンタルは可能ですが、交通量と運転マナーを考えると、慣れていない人にはおすすめしません。なお、在ベトナム日本国大使館の資料によると、日本の運転免許証も国際運転免許証もベトナムでは使えません(ベトナムの免許が必要です)
- 歩道も安全とは限らない:歩道に路上駐輪されたバイクが走ってくることもあります。建物側を歩くくらいの意識でちょうどいいです
緊急時の連絡先
使う機会がないのが一番ですが、スマホのメモに一行入れておくだけで違います。
ベトナムの緊急通報番号
| 警察 | 113 |
| 消防 | 114 |
| 救急 | 115 |
- パスポートのコピーを取っておく:紛失時の再発給手続きが早くなります。スマホで撮影しておくだけでも違います
- 海外旅行保険に入っておく:医療費用は現地でも安くはありません。クレジットカード付帯の保険で足りるかは、渡航前に条件を確認しておくと安心です
- 在ダナン日本国総領事館の連絡先を控える:パスポート紛失や事件事故の際の窓口になります
- 外務省の海外安全情報を確認する:2026年10月10日時点で、ベトナムには外務省の危険情報(危険レベル)は出ていません。ただし外務省の安全対策基礎データでは、市場や路上でのスリ・ひったくり(バイクからのスマホのひったくりを含む)、空港やホテルのロビーでの置き引き、飲食物に薬を入れられる昏睡強盗、路上の賭博詐欺、タクシーの不当な請求が挙げられています。出発前に最新の情報を見ておきましょう
過度に怖がる必要はありませんが、備えておくと気持ちに余裕が生まれます。結局のところ、日本で夜道を歩くときと同じくらいの警戒心を持っていれば、ダナンは十分に楽しめる街です。
総領事館の「安全の手引き」に載っている連絡先と注意
在ダナン日本国総領事館は、ベトナム中部向けの「安全の手引き」(令和7年3月現在)を出しています。旅行者に役立つところを抜き出しました。携帯電話やダナン市の外からかけるときは、市外局番「0236」を付けます。
| 連絡先 | 電話番号 |
|---|---|
| ダナン市警察(公安)、24時間 | 0236-3822-300 |
| 在ダナン日本国総領事館(夜間・休館日は緊急コールセンターにつながる) | 02363-555-535 |
| ダナン総合病院(Da Nang General Hospital) | 0236-3821-118 |
| ビンメック・ダナン国際病院(予約 / 救急) | 0236-371-1111 / 0931-121-261 |
| ファミリー病院(代表 / 救命救急室、24時間) | 0236-3632-111 / 02363-632-333 |
総領事館の住所は、2/9通り沿いのビル(Floor 4-5, Lot A17-18-19, 2/9 street, Binh Thuan Ward, Hai Chau District)です。外国人向けの病院に運んでほしいときは、救急車を呼ぶ前に、その病院へ直接連絡するのが大事だと書かれています。
防犯の注意として挙げられているのは、次のようなことです。
- モール、イベント会場、路線バスなど混んだ場所ではスリに気をつける。現金は分けて持ち、バッグは体の前に。
- バイクからのひったくりが多い。特に夜遅くに道でスマホを使うときは、周りを見る。
- タクシーは信頼できる会社の車を選び、ナンバーを確かめ、高い請求に気をつける。
- 知らない人からお金の貸し借りを頼まれたら、特に注意する。
※円の金額は、1円=163ドン(2026年10月)で計算した目安です。
よくある質問
ダナンの治安は悪いですか?
東南アジアの主要都市の中では比較的落ち着いているほうです。凶悪犯罪に巻き込まれる可能性は高くありませんが、スリやひったくり、観光客向けの料金の上乗せといった軽犯罪には注意が必要です。基本的な警戒を保っていれば過度に恐れる必要はありません。
ダナンは夜に出歩いても大丈夫ですか?
ハン川沿いやビーチ通りなど人通りの多い場所は、夜でも観光客や地元の人が多く歩いています。ただし人気のない路地や暗い裏道は避け、深夜の一人歩きは控えるのが基本です。移動は配車アプリを使うと安心です。
ダナンでぼったくりに遭わないためには?
料金が事前に表示される配車アプリを使うこと、市場では最初の提示価格をそのまま受け入れず交渉すること、メニューに値段が書かれていない店では注文前に確認することが基本です。相場を知っておくと判断しやすくなります。