グルメ

ダナンのミークアンおすすめ8選。
Michelin Selectedの店も

最終更新:2026年10月23日 · Googleマップの評価データをもとに調査 · 約6分で読めます

※2026年9月時点の情報です(2026年10月に価格の目安を見直しました)。価格・営業時間などは変更されている場合があります。

ローカルな屋台料理 クアンナム地方の郷土麺、ミークアン

ミークアンは、ダナン・ホイアンを含むクアンナム地方の郷土麺料理です。フォーのようなたっぷりスープではなく、少量の濃い出汁がポイント。実際に足を運んだ店はまだありませんが、 Googleマップの評価・口コミ件数を横断的に調べて8軒をまとめました。

この記事の要点

ミークアンとは

幅広の米麺に、少量の濃い出汁、エビ・豚肉・鶏肉・ウズラの卵などの具、そしてパリパリの米せんべい(バインダー)を添えて食べる、クアンナム地方の郷土麺です。混ぜて食べるのが基本で、麺と出汁を絡めながら米せんべいの食感を楽しみます。値段は屋台や食堂なら1杯20,000〜40,000ドン(約120〜250円)、レストランでは40,000〜70,000ドン(約250〜430円)ほどが目安です。

発祥には諸説ありますが、貿易港として栄えたホイアンで、日本や中国の麺文化の影響を受けて生まれたという説がよく紹介されています。ウコン(ターメリック)を使うのも特徴で、これがスープに独特の黄色みと香りを与えています。米から作った麺は、薄く伸ばしたライスペーパーを切り出して作られるため、フォーの丸麺とは食感が異なります。

同じ米粉麺の「フォー」とよく比較されますが、フォーがたっぷりのスープに浸して食べるのに対し、ミークアンは和える食べ方という点が根本的に違います。フォーのつもりで大量のスープを注文すると、店の人に不思議な顔をされるかもしれません。

食べ方のコツ

現地の食べ方に近づけたいなら、次の点を意識してみてください。

地元では朝食として食べる人が多いとも紹介されていて、朝早くから開いている店も少なくありません。観光の予定に組み込むなら、午前中に訪れるのが現地流かもしれません。

市街地の人気店

ローカル度の高い店

ホイアンの名店

ホイアンまで足を伸ばすなら、こちらも定評があります。

補足:今回紹介した8軒も、実際に足を運んだことはまだありません。 Googleマップの評価・口コミ件数を横断的に調べて選んでいます。次回渡航時に実際に食べ比べて、この記事を更新していく予定です。

「旧クアンナム省」の麺としてのミークアン

ミークアンの「クアン」は、ダナンの南に広がっていたクアンナム省(Quảng Nam)のことです。旅行サイトの解説では、ダナンは1997年まではクアンナム省の一部でした。その後ダナン市とクアンナム省は別の行政単位になりましたが、ベトナム国会の決議202/2025/QH15により、2025年7月1日から両者は統合され、新しい「ダナン市」として運営されています。そのため現在はホイアンも含めて、ミークアンの本場がまるごとダナン市の中にあることになります。

2024年には、ベトナムの文化スポーツ観光省が「ミークアンの民間知識(tri thức dân gian Mỳ Quảng)」を、クアンナム省の国家無形文化遺産に登録しました。旧クアンナム省のディエンバン(Điện Bàn)には、何世紀も前から麺づくりで知られるフーチエム(Phú Chiêm)の麺があり、2025年6月7〜8日には同地で「ミークアン・フェスティバル2025」が開かれています。

具材の種類と注文のことば

店の看板やメニューは「Mì Quảng+具の名前」で書かれていることが多く、具の名前が分かると選びやすくなります。Local Vietnam、Vinpearl、VinWondersの解説で紹介されている主な種類は次のとおりです。

メニュー表記主な具
Mì Quảng tôm thịtエビと豚肉。いちばん定番の組み合わせ
Mì Quảng gà鶏肉
Mì Quảng cá lóc雷魚(ライギョ)
Mì Quảng ếchカエル肉
Mì Quảng bò牛肉
Mì Quảng sứaクラゲ。ダナンの名物とされる
Mì Quảng trộnスープなしの和え麺

このほか、アヒル(vịt)、豚のスペアリブ(sườn non)、シジミ(hến)、ウナギ(lươn)、精進(chay)を出す店もあります。どの種類にもウズラの卵、ローストしたピーナッツ、ネギなどが添えられるのが一般的です。

米せんべい・ハーブ・ライムの使い方

ミークアンに添えられる米せんべいは、ゴマ入りのライスペーパーを焼いた「バインチャン・メー(bánh tráng mè)」です。旅行サイトの解説では、砕いて麺に混ぜるほか、ひと口分をすくう器のように使ったり、スープに浸したりする食べ方が紹介されています。具を層ごとに食べるのではなく、麺・スープ・ハーブ・具・ピーナッツを全体によく混ぜてから食べるのが基本です。

食べる時間帯と店ごとの値段の例

旅行サイトの解説では、ミークアンは朝ごはんと昼ごはんの料理で、人気店は朝6〜7時ごろに開き、昼すぎには売り切れたり閉まったりすることがあります。旅行サイトが紹介するダナンの店でも、Bà Dinhは6時30分〜11時、Thiは6時30分〜14時の営業です。一方で、午後2時から夜8時まで開くHồng Vânのように、夕食向けの店もあります。

値段は店によって幅があります。Vinpearl(2024年1月10日付)の掲載では、ダナンのQuảng Gạoが1杯25,000〜40,000ドン(約150〜250円)、Bà Muaが25,000〜44,000ドン(約150〜270円)、カエルのミークアンで知られるBếp Trangが29,000〜64,000ドン(約180〜390円)です。Local Vietnamは、ローカルの屋台や食堂で25,000〜45,000ドン(約150〜280円)、座って食べるレストランで60,000〜90,000ドン(約370〜550円)を目安としています。いずれも掲載時点の情報で、2026年10月14日に確認しました。

※円の金額は、1円=163ドン(2026年10月)で計算した目安です。

よくある質問

ミークアンとは何ですか?

クアンナム地方(ダナン・ホイアン周辺)の郷土麺料理です。幅広の米麺に、少量の濃い出汁、エビ・豚肉・鶏肉・ウズラの卵などの具、パリパリの米せんべい(バインダー)を添えて食べます。フォーとは違い、汁がひたひたではなく少量なのが特徴です。

ダナンでミークアンが評価の高い店はどこですか?

Mỹ Quảng Cô Sáuはミシュランセレクテッドに選ばれた店で評価4.5・口コミ1,833件です。地元客に人気のQuán mỳ quảng Bà Minhも評価4.9・口コミ536件と高評価です。

参考にした情報

  1. Danang Holic「ミークアン」 — 発祥・食べ方について
  2. Vietnam Tourism「ミークアン完全ガイド」 — スープの量の目安、価格帯について(2026年7月1日更新)
  3. ぐるっとベトナム「ミークアン」 — 麺の製法について
  4. Local Vietnam「Mi Quang: The Signature Noodles of Central Vietnam」 — ダナンとクアンナムの関係、具の種類、米せんべいとハーブの使い方、食べる時間帯、値段の目安(2026年5月11日付、2026年10月14日確認)
  5. Thư Viện Pháp Luật「Đà Nẵng sau sáp nhập có bao nhiêu phường xã?」 — ダナン市とクアンナム省の統合(決議202/2025/QH15、2025年7月1日から)(2026年10月14日確認)
  6. SGGP「Mỳ Quảng trở thành di sản văn hóa phi vật thể quốc gia」 — 国家無形文化遺産への登録(2024年8月12日付)
  7. Tuổi Trẻ「Về Điện Bàn dự festival...」 — フーチエムの麺とミークアン・フェスティバル2025(2025年6月7日付)
  8. Vinpearl「Mì Quảng – tinh túy ẩm thực Đà Nẵng, Quảng Nam」 — 具の種類、ハーブ、店ごとの値段(2024年1月10日付)
  9. VinWonders「Mì Quảng Đà Nẵng: review các loại mì」 — 具の種類、店ごとの営業時間(2023年7月14日付)